児童領域で活動する社会福祉士のブログ

【社会福祉士・精神保健福祉士】社会資源の創出について考える

前記事において、社会福祉士や精神保健福祉士の社会資源の創出について触れた。http://meso21.com/wp-admin/post.php?post=711&action=edit#visibility

私が専門学校で担当する地域福祉の理論と方法(新カリキュラム地域福祉と包括的支援体制)では、架空の団体(例えば子ども食堂)を立ち上げて簡単な会則を作ったのち、助成金の申請までをグループワークで行なっている。社会資源の創出は特殊な知識や経験が必要ではなく、誰でもできる可能性があることを知って欲しいからだ。

現場で働くソーシャルワーカーは、制度の谷間に転がり落ちてしまったクライエントと出会うことがある。その人の支援に繋がる法律制度がない、民間サービスもない、特性の申請も通らない。

「難しい問題ですね」と問題を先送りしてより下層のセーフティネットでキャッチできるまで待つような経験をしたことがある人は多いのでは無いだろうか。(「待ち」が有効な手立てなこともあるが)

社会資源の創出はソーシャルワーカーの専売特許ではないが、相談援助の過程で上記のような場面に遭遇する機会が多く、これらの活動にはネットワークや調整力が必要なことからソーシャルワーカー向いており、且つ求められている役割である。

しかし、みんなが簡単にできるかと言えばそうではない。それは、個人で活動を始める場合、大半がボランティア(無報酬)であるからだ。無報酬で世のため人のために継続的に活動できる人は限られている。例えば、自己犠牲の精神を持つ活動家、フリーランス(その活動が報酬の発生する仕事に結びつく)、時間にゆとりのある世代(定年退職後など)である。正社員として週40時間働き、少ない休日を持続的なボランティア活動に充てることができる人はそうそういない。

社会資源の創出を一人ひとりのソーシャルワーカーに強制することなどできない。しかし、一人ひとりが持つネットワークはとても強力で貴重なものだ。何か活動をしたいという発起人のような人がいれば、間接的でもよいので力を貸してあげて欲しい。

新カリキュラムで地域福祉の授業数が従来の15コマから30コマに増えたことは、このような考え方や基礎知識を時間をかけて学生に伝えることができるため歓迎している。同時に自身のNPO法人の活動も頑張っていきたい。

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